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また越渓氏の経済コラムが日経に・・・ [社会っぽい]

 1/28付 日経。しばらく見なくて済んでいた氏のコラムが久々に掲載された。

 もうなんでいつもいつもいつも、こういういい加減なこと書けるんだ!

 いや、まあ新聞のコラムで、なんか責任を持ったりとったりする必要はないといえばないんですが。

 『公共事業を削減する最大の理由は財政難である。』といって、10年度末の公債額が国と地方を合わせて862兆円に達し、GDPの1.8倍になると説明し、『これでは子孫に大きなツケを回して国を破産に導きかねない。』などと説明しているから、なんのつもりだろうと思ったら、やっぱり”さすが”越渓氏、である。
 『だが公債と個人の借金では性質が全く違う。もし返済期がきても返済できない場合には、新しい公債を発行して償還に充てることができる。公債はそれを買う国民の金融資産の増加なのであり、国民の負担ではない。』
ときた。

 いやあ、個人でも、返済期がきても新しい借金をして返済できる限り破産はしません。この論理が成り立つなら誰も破産なんてしません。国と個人の信用力が違うのは確かだけど、無限じゃない。国家の経済的破綻なんて歴史上は別段珍しくもないことは、経済コラムを書く人物ならよく知ってるだろうに。

 公債が国民の金融資産の増加であるのも、デフォルトしない限りであって、単に、”破綻しない限り破綻しない=国民の負担にならない”といっているだけでなんの説明にもなっていない。

 最後がまた凄まじい。いわんとするのは公共投資して雇用を増やすべし、ということだが、
『公共投資は道路や空港の増強とその維持・補修、ダムや太陽エネルギーの利用拡大、電線の地下埋設、自転車専用道路の新設など無限にある。資金難を理由に公共投資を抑えるべきではない。』

 無限、ときた。公共事業のネタが無限にあることと、公共投資を抑えるべきでないことの間にどんなつながりがあるのかさっぱり判らないが、とにかくすごい。この財政状況で”無限の公共投資”を勧めるとは。とりあげたラインナップも大小新旧取り混ぜて、これもすごい。民主党でもガソリンの暫定税率廃止を事実上諦めたというのに・・・

 まあ、その結果、円をたくさん刷って円の信用がなくなって価値が下がってハイパーインフレで借金が相対的に減ってチャラみたいになれば、という主張なら少し理解できなくもないのだけれど、インフレって、国民の金融資産の増加ってことに、なるんですか??

 せめて、数字による危機認識に、そうではないと反論するなら安心できる根拠を数字で示して欲しいところだ。それらしいくだりは、10年物国債金利が低いことに言及しているくらいだが、現状においてそうだから現状と正反対の”無限の公共投資”をしても大丈夫、という根拠には、これまたなっていない。

 鳩山政権の政策が雇用を増やさない、というのはそのとおりだと思うが、その先が、あんまり酷い。
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コメント 2

日本憂人

6/9の日経の朝刊のコラム「大機小機」に載ってた内容が余りにも酷く感じて
「日経 越渓」で検索をかけたらココがトップで表示されビックリした
越渓さんってのは有名なんですねw

同じ日の夕刊のコラム「十字路」に載ってた五十嵐サンのコラムは納得
「資金はアルが買いたくない、と日本人が思ってしまう事態をいかに避けるかだ」
だそうです

なんかのキッカケで「国債入札未達」になった瞬間、日本のマーケット崩壊するヨ〜ってダレかがテレビで言ってたなぁ

最近の「安心 ♫ ♪ 安全 ♬ 」とか言う国債のCMが笑えナイのはボクだけだろうか...
by 日本憂人 (2010-06-09 22:14) 

mkoike86_

日本憂人 さん ごめんなさい。今日までコメントもらってることに気づきませんでした(といってももう遅いと思うが)。「日経 越渓」でココがトップだったことがあるとは私がビックリです・・・。なんの間違いだろう・・・。
コメントありがとうございました。
by mkoike86_ (2010-08-01 21:25) 

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